君の声が聞こえたような気がして 僕はふと立ち止まったんだ 居る訳がない事はわかっているのに それでも探し続けたんだ 君がいたあの季節は 何よりも眩しくて 瞳に写るものすべてが 輝きに満ちていた 僕達はいつの日から 求めすぎてしまったの ただ側にいるだけで それだけでよかったはずなのにね 君に似た横顔を遠く道の向こう 見付けたような気がしたけど 僕はもう立ち止まる事をせずに 前を向いて歩き続けた 君といたあの季節は 何よりも短くて 瞳に写るもの全てが 愛おしく感じていた 僕達は何を残し 何を失ったのかな そしてそれはあとどれ程 時が経てば受け止められるのかな 君がいたあの季節は 何よりも眩しくて 瞳に写るもの全てが 輝きに満ちていた 僕はまだここでひとり これで良かったのかな なんてとてもあきらめの悪い 考え事をしているんだ